見た目で選んで大正解だったニコン「Z fc」。私の上半期“買ってよかった”ランキング一位です

今年に入って新しく買ったモノの中で、特に気に入っているのがカメラです。

もともと写真が好きで、高校生の頃は写真屋でバイトをしたり、古いトイカメラを集めたりしていた筆者。

その頃の熱はとうに落ち着いたものの、今は仕事柄、写真を撮ることも多くなり、どうせなら “お気に入りの一台” が欲しいな〜と思っていたんです。

昔のフイルムカメラみたいな外観が好きすぎる

Nikon「Z fc 16-50 VR レンズキット」公式オンラインストア価格：150,700円（税込）

購入したのは、ニコンのミラーレス一眼レフカメラ「Z fc」です。

いちばんの決め手はデザイン。どう考えたってカワイイ！

昔、学生の自分には高くて買えなかった往年のフイルムカメラ。その筆頭とも言える存在だったニコンの一機種、「FM2」を元にしたというクラシックな外観が魅力のひとつです。

細部までこだわり満載！知るほどに好きになる一台

本体には革シボと呼ばれる、凹凸のあるざらりとした質感を施した人工皮革が施されています。

グリップがなくフラットなボディは、しっかり持っていないと滑りそうになることもあるので、そこは注意したいところ。

革シボの素材は画面モニターの背面にも使われていて、フイルムカメラの裏蓋みたいな雰囲気。ちなみにモニターはバリアングル式です。

レンズ上にある三角っぽい形のペンタリズム、ここに刻まれる「Nikon」のロゴは、昔のデザインが採用されているんだそう。

そのペンタリズムの左右には、シャッタースピード、ISO感度、露出補正と3つの物理ダイヤルがあります。

ダイヤルのちょっとだけ固めの操作感が……いい！ これは付属レンズも同じで、滑らかすぎないことが個人的に好きなポイントです。

最初は面倒かも……と思ったのですが、カメラに触れるひとつひとつの動作を、確かめながら撮影できるというか。むしろ、カメラで撮ることが楽しくなる気がしています。

購入したモデルはシルバー。一言でシルバーといっても、キラキラ光って見える粒子だったり、色やツヤ感など、当時の雰囲気を出すために工夫されているんだとか。

知れば知るほど、随所にこだわりが満載！ 選んで正解だったな〜と思わせてくれます。

軽いから首掛けも余裕。機動力のある一台

「Z fc」は2021年発売で、有効画素数2,088万画素のAPS-Cセンサーを搭載したモデル。2023年には同じ「FM2」のデザインを踏襲したクラシックな外観を持つ上位モデル「Z f」も登場しました。

「Z f」では、APS-Cよりも大きいフルサイズセンサーを搭載。センサーサイズが大きいと、画角が広くなったり、ノイズが抑えられたり。光をたくさん取り込めることでメリットも多いそう。

「Z fc」のセンサーも評判が良いけれど、調べるほどフルサイズのメリットがたくさん出てきて……。

見た目はどちらも好きなだけに悩みましたが、最終的に「Z fc」を選んだ理由は、『重さ』と『価格』の二点にあります。

まずは『重さ』。「Z f」も十分コンパクトなのですが、重さは約710g。一方で「Z fc」は約445gと軽く、2モデルにはだいぶ差があります。

仕事でも使うことを考えると、やっぱり機動力が大事。首にかけたままでも、軽いほうが疲れにくいですしね。

もう一つの『価格』。今回筆者には十分に高い買い物でしたが、やはり上位モデルはさらに高価で……。重さのこともあり、総合バランスで「Z fc」を選びました。

あの頃一眼レフカメラと

あともう一つ、カメラをまた好きになれそうか？ということも考えました。

昔はたとえ重たくとも、カメラを複数持っては外に出て撮っていたけれど、最近ではさっぱり。だけど買うからには、仕事のとき以外は置き物……なんてことにはしたくない。

ニコン「Z fc」の名前にある「c」は、“casual” の頭文字で、カメラを気軽に持ち出して欲しいという思いが込められているんだとか。

まさに、求めていたこととピッタリ！ 一緒にたくさん出かけたくなるカメラだと確信しました。これからどんどん使い込んで、もっとカメラ追求したくなったときには、いよいよ「Z f」を買うのもありかな〜。

今はまず、単焦点レンズの「NIKKOR Z 28mm f/2.8 Special Edition」も買おうかと計画中。早速、忘れていたカメラ熱を呼び覚ましてくれそうです。

「Z fc」で撮った写真をご紹介

すべて「AUTO」設定でパシャパシャ撮ったままの、いわゆるJPEG撮って出し状態です。これからもっと上手く撮れるように、Z fcと共に過ごそうと思います！