※本記事は2024年12月26日に公開された記事を再編集して公開しています。
Amazon Alexa(アレクサ)は、言わずと知れたスマートホームアシスタントの代名詞。
2017年の日本初登場以来、派生モデルが数多くリリースされている「Amazon Echo(エコー)」シリーズは、今やどれを買えばいいのか迷うレベルになってしまいました。
7月11日(金)0時から7月14日(月)23時59分まで開催中の「Amazonプライムデー」。現在Echoシリーズが最大65%オフになって登場していますよ。
狙っていた人は、ゲットする絶好のタイミング。
そこで、「せっかく買ったのに、これじゃなかった」とならないように、購入ガイドを作成してみました。よかったら、ぜひ参考にしてみてください。
※最終確認日時:2025年7月14日(月)12:59
Amazon Echoシリーズ、各モデルの詳細
【スピーカータイプ】
Echo Pop
Echo Dot(第5世代)
Echo(第4世代)
Echo Studio
【ディスプレイタイプ】
Echo Spot
Echo Show 5(第3世代)
Echo Show 8(第3世代)
【ハイブリッドタイプ】
Echo Show 15(第2世代)
Echo Hub
Echo Buds
Amazon Echoは主に3タイプに分けられる

Amazon Echoには、多くの派生モデルが存在していますが、大きく3種類に分類できます。
- スピーカータイプ:スピーカーのみ搭載し、音声(音楽)だけで応えてくれるタイプ
- ディスプレイタイプ:ディスプレイ(画面)を備え、グラフィカルな情報表示、動画再生に対応したタイプ
- ハイブリッドタイプ:外部デバイスにアレクサを組み込み、機能が統合されたタイプ
基本的に、ディスプレイタイプを選んでおけば、スピーカータイプの機能をすべて網羅(上位互換)しています。ただし、搭載スピーカーの音質に差があるなど、機能によってはディスプレイ非搭載モデルのほうが質が高いことがあります。
【シリーズ一覧】選べるのは全11種類!
各モデルのスペックを一覧表にしましたので、まずは簡単にチェックしておきましょう。ちなみに、イヤホン以外は家電の音声やリモートで操作を可能にするスマートホームデバイスとの連携が可能です。
※2024年12月15日現在の情報です
※星の数は、公式のスペックを元に判断していますが、あくまで目安となります
スピーカータイプ
| モデル名 | Echo Pop | Echo Dot(第5世代) | Echo(第4世代) | Echo Studio |
|---|---|---|---|---|
| 見た目 | ![]() |
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| 価格(※) | 5,980円 | 7,480円 | 11,980円 | 29,980円 |
| 種類 | コンパクトスピーカー | コンパクト球形スピーカー | 球形スピーカー | 高音質スピーカー |
| 主な特徴 | 最安値モデル | ベーシックモデル | 高音質モデル | 3D音響対応、最高音質 |
| スマートホーム 連携 |
★ | ★ | ★ | ★ |
| ディスプレイ | × | × | × | × |
| 時計表示 | × | × | × | × |
| 音質 | ★ | ★ | ★★★ | ★★★★ |
| サイズ | 小型 | 小型 | 中型 | 中型 |
(※)価格は、2025年7月14日現在の情報です
「Echo」の原点であり基本形が、このスピーカータイプ。声をかけるだけで動作してくれる音響機器としても、電気やエアコンのオンオフを管理できるスマートホームシステムの音声入力デバイスとしても、しっかり仕事をしてくれます。
ディスプレイタイプ
| モデル名 | Echo Spot | Echo Show 5(第3世代) | Echo Show 8(第3世代) |
|---|---|---|---|
| 見た目 | ![]() |
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| 価格(※) | 11,480円 | 12,980円 | 22,980円 |
| 種類 | 小型ディスプレイ付きスピーカー | 小型タブレット型スピーカー | 中型タブレット型スピーカー |
| 主な特徴 | 時計表示、情報表示 | タブレット型の最安値モデル | タブレット型のベーシックモデル |
| スマートホーム連携 | ★ | ★ | ★ |
| ディスプレイ | △ | ◯ | ◯ |
| 時計表示 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 音質 | ★★ | ★ | ★★ |
| サイズ | 小型 | 小型 | 中型 |
(※)価格は、2024年12月15日現在の情報です。
ディスプレイタイプは、大きく2つに分けられます。情報表示をするだけの「Echo Spot」とタブレットのように画面で操作ができる「Echo Show」シリーズです。
「Echo Spot」はひと目で時刻、今日の天気が分かります。特に朝の忙しい時間帯に重宝するでしょう。
「Echo Show」シリーズは、よりグラフィカルな情報表示、動画再生に対応し、遠隔地とビデオ通話を楽しむこともできます。シンプルに画面サイズが大きくなるにしたがって、スペック、グレードが上位になります。
ハイブリッドタイプ
| モデル名 | Echo Show 15 (第2世代) |
Echo Hub | Echo Buds |
|---|---|---|---|
| 見た目 | ![]() |
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| 価格(※) | 47,980円 | 25,980円 | 12,980円 |
| 種類 | 大型ディスプレイ | 中型ディスプレイ搭載/スマートホームハブ | ワイヤレスイヤホン |
| 主な特徴 | リビング・エンターテインメント向け | スマートホーム集中管理デバイス | ノイズキャンセリング |
| スマートホーム連携 | ★ | ★★ | ×(スマホ連携のみ) |
| ディスプレイ | ◯ | ◯ | × |
| 時計表示 | ◯ | △ | × |
| 音質 | ★★ | ★ | ★★★★ |
| サイズ | 大型 | 中型 | ー |
(※)価格は、2024年12月15日現在の情報です。
「Echo Show 15(第2世代)」は、ディスプレイタイプの仲間とも言えますが、スマートスピーカーをベースにしたEchoの直系とは系統がやや異なっており、ハイブリッドタイプに分類しています。
上から順番に、チューナーレステレビ、スマートハブ、ワイヤレスイヤホンに、それぞれアレクサを組み込んだデバイスとなっています。
Amazon Echoの選び方
Image: Amazon.co.jp
どのAmazon Echoを選べばいいか迷ったときは、以下の項目に注目してみてください。
- 予算に収まっているか
- 置き時計として使うか
- 動画コンテンツを観たいか
- 音質を重視するか
- 設置場所の問題がないか
予算に収まっているか
価格は最も安いのが「Echo Pop」で5,980円、最も高いのが「Echo Show 15(第2世代)」で47,980円と幅があります。スピーカータイプ、ディスプレイタイプはスペックによって価格が上がるため、求めるスペックに合わせて上位モデルを選ぶといいでしょう。
できる限り価格を抑えたいという場合は、最も安価な「Echo Pop」が選択肢に。安価ではありますが、スマートホームアシスタントとしての基本機能も備わっているため、十分満足できるレベルです。置き時計として使うか
置き時計としても使いたい場合は、置き時計タイプ、ディスプレイタイプ、ハイブリッドタイプ(Echo Budsを除く)から選びましょう。
動画コンテンツを観たいか
タブレットやチューナーレステレビのように、動画コンテンツの視聴にも活用したいという場合は、ディスプレイタイプか、ハイブリッドタイプの「Echo Show 15(第2世代)」を選びましょう。
ただし「Echo Show 5(第3世代)」は、スマホ程度の画面サイズで解像度が960×480pxしかありません。おそらくほとんどの人にとっては、手持ちのスマホのほうが画質がいいはずなので、ご注意ください。
音質を重視するか
先にあげた表で、音質の列を確認してみてください。星の数が多いほど音質がいいという意味になります。
中でも推しておきたいのは、予算が許すなら、やはり「Echo Studio」でしょう。
設置場所の問題がないか
予算はさておき、あまり大きいデバイスを置きたくないと言う人は、前述の表のサイズの列を参照してください。
「Echo Show 15(第2世代)」と「Echo Hub」は壁付け設置が可能ですので、壁に穴を開けても問題ないなら、この2モデルが最も省スペースとなります。
各モデルの詳細
以下では、一覧表では紹介しきれていない各モデル別の特長や、押さえておきたいポイント3つをピックアップ。こちらも合わせて、選択の参考にしてください。
スピーカータイプ
Echo Pop:コンパクト&基本機能搭載
前述の「ディスプレイタイプ」を紹介した一覧表では音質★ひとつとなっていますが、スピーカーは Echoの本業。決して音が悪いわけではありません。
- どこにでも置きやすいコンパクトサイズ(本体サイズ 99×83×91mm・重量196g)
- ケーブルで2台を繋げばステレオ再生にも対応
- 「Works with Alexa認定」取得の他社製スマートデバイスを音声コントロールするなど、スマートスピーカーとしての基本機能も完備
他社製のスマートデバイスですでにスマートホーム化を進めていて、それらの管理をするための手軽な音声入力デバイスとしてEchoを使えればOKと割り切っている人にもオススメです。
Echo Dot(第5世代):コスパ抜群なベーシックなモデル
Amazon Echoの代名詞的ベーシックモデル。
- Echo Popよりはやや大きいが、コンパクト(本体サイズ100x100x89mm・重量304g)
- アイコニックな球体デザイン
- 人の動きや室温をスイッチにして、連動するスマートデバイスを起動可
ルックスの良さが、世代を重ねて作り続けられている理由。場所を選ばないサイズ感も助かるところです。
Echo(第4世代):デザインにも音質にもこだわりたい人に
「Echo Dot」の約1.5倍となる直径14.4cmの球体デザインを採用したミドルグレード。
- リッチで満足感のある高音質
- センサー系無線接続規格ZigBeeに対応したハブを内蔵
- Echoユーザー同士で遠距離通話が可能
3.0インチのウーファーと0.8インチのツイーターを2個搭載した「Echo」は、音楽ファンなら押さえておきたいモデル。
Echo Studio:Echoシリーズで最高峰の音質
音にこだわりたい音楽好きのためのEcho。
- Dolby Atmos対応の5スピーカーが作り出す空間オーディオ
- Ultra HDなどのロスレスフォーマットを余すところなく再現
- Fire TVと連携して動画視聴の音響機器としても機能
スマートスピーカーとして正常進化した最高峰モデルが、「Echo Studio」です。
ディスプレイタイプ
Echo Spot:ベッドサイドにピッタリな置き時計スタイル
ベッドサイドが似合う置き時計スタイルのEcho。
- 時刻、天気予報、再生中の曲名などの情報をひと目で確認可
- 高音質の音楽をアラーム代わりにできる
- プライバシーの漏洩が心配な人のためのマイクオフボタン搭載
アレクサが話し終わるまで待たなくても、ディスプレイの表示を確認してサッと必要な情報が得られるところがポイント。
Echo Show 5(第3世代):基本機能をおさえたディスプレイタイプ
大画面スマホとほぼ同サイズのディスプレイを搭載したモデル。
- ディスプレイ搭載でリッチな情報表示に対応
- 遠方の家族や友人とビデオ通話を楽しめる
- フォトフレーム機能で子どもやペットの写真を表示しておける
ディスプレイ搭載Echoを安価に導入したいなら、これで決まりです。
Echo Show 8(第3世代):動画視聴もしっかり楽しめるコスパ抜群モデル
より高画質なディスプレイを搭載し、動画コンテンツの視聴にも向いているミドルグレード。
- 動画視聴も声で操作
- 手軽に動画視聴を楽しめるホームエンターテイメント端末
- 2.0インチのパッシブバスラジエーター搭載ネオジウムスピーカーを2基搭載
ステレオスピーカーを搭載して、リッチにコンテンツを再生できる仕様。据え置きのタブレット端末的な使いかたができるので、コスパ高めの印象があります。
ハイブリッドタイプ
Echo Show 15(第2世代):スマートスピーカーとは呼べない機能の充実度
もはやスマートスピーカーとは呼べない。アレクサを搭載したホームエンターテイメントディスプレイが、「Echo Show 15」。
- 部屋のどこにいても、ひと目で情報の確認ができる
- Fire TV機能を内蔵しているので、これ単体で動画コンテンツを満喫できる
- マルチインフォメーション表示に対応
家族はもちろん、友人と一緒に動画を楽しむこともできる画面サイズなので、とりあえずリビングに置いてあれば、いろいろ活躍してくれるデバイスです。
Echo Hub:スマートホームデバイスの一括管理に
アレクサに声をかけるだけで自宅にあるスマートデバイスを全てコントロールすることができる、「Echo Hub」。カメラ、照明、スマートロック、スマートプラグ、エアコン、スピーカーなどと連携し、対応するスマートホーム製品の管理をまとめることができます。
- 「Works with Alexa認定」取得の他社製スマートデバイスをコントロール
- 混在した他社製スマートデバイスのコントロールを一元化できる
- 定型アクションを構築して近未来感のある生活が可能に
アレクサを使って、メーカーが混在したスマートデバイスを一元管理したいなら、「Echo Hub」を導入するのが最もシンプルな方法となるでしょう。
Echo Buds:スマホを取り出さずにアレクサを呼べる
Echo Budsを通して、アレクサに話しかけることができます。つまり、スマホを取り出さずに音楽の操作をしたり、電話をかけたり、iPhoneの一部機能を音声操作することが可能になります。
- ノイズキャンセリングを搭載した本格派
- 外音取り込み機能もアリ
- 必要に応じて、Siri、Googleアシスタント(Gemini)を呼んでバトンタッチできる
イヤホンの音声アシスタントも、やっぱりアレクサがいいという人なら、これで決まり。
Q&A|EchoシリーズはAmazonでしか買えない?など
以下では、Echoシリーズについて気になるポイントを質問形式にしています。
Q1. EchoシリーズはAmazonでしか買えない?楽天やヨドバシなどで買える?
Amazonの製品なので、Amazonでしか買えないと思われがちなEchoシリーズですが、実は楽天などの通販サイト、あるいはヨドバシなどの一部実店舗でも購入することができます。
Q2.テレビとの接続はどうすればいい?
お持ちのテレビがスマートテレビで、スマートスピーカー連携機能が搭載されていれば、テレビ側の設定で簡単にアレクサと連携することができます.または、Amazon Fire TV Stickをお使いの場合、Fire TV経由でコントロールする方法もあります。
テレビにスマートスピーカー連携機能が搭載されておらず、Fire TVも持っていない場合でも、以下のQ3の方法で接続することもできます。
>詳しくはこちら
Q3.「Works with Alexa認定」を取得していない機器をコントロールすることはできる?
いろいろな赤外線リモコンの信号を学習することができるスマートリモコンを導入すれば、スマートリモコンを介してリモコン操作が可能になります。(※ただし、各機器のリモコンの全機能をコントロールできるわけではありません)
確実に接続するために、スマートリモコンは、「Works with Alexa認定」を取得しているものが安心。SwitchBotのスマートリモコン「ハブ2」や「Nature Remo nano」などがオススメです。
Q4. Echoシリーズの活用方法について知りたい
Echo単体でも、声で操作して、音楽の再生や動画コンテンツの視聴など、存分に活用することができます。
もし、スマートホーム化に興味があるなら、上述したスマートリモコンも合わせ買いしておきましょう。Echoシリーズと連携させれば、アレクサに声をかけるだけで登録した家電の操作ができるようになりますよ。
Q5.安く買えるタイミングはある?
ブラックフライデーセールなど、Amazonは定期的に大型セールを実施していますが、基本的にセール中はEchoも大幅割引されます。むしろ、セール以外で買うと損した気にすらなりますので、1~2ヶ月待てるなら、セールの開催を待ちましょう。
Q6. Google Homeとは何が違う?
Google Home(Google Nest)は、Amazon Echoのライバルです。登場当初、アレクサの聞き取り精度がより高かったことからシェアに差が開いていますが、Google Nestも少しずつシェアを伸ばしています。
Androidユーザーなら、スマートデバイスとスマートリモコンを導入し、Google Home アプリと連携すれば、Googleアシスタントを使ったスマートホーム化を実現することもできます。
Q7. Spotifyを再生することはできる?
Amazon Musicをサービス展開しているAmazonの端末なので、デフォルトの状態では、アレクサは音楽再生にAmazon Musicを利用します。が、設定を変更すればSpotifyの曲を再生することもできます。
まとめ
Image: Amazon.co.jp
ほとんどの人は、すでにスマホかタブレットを持っていて、音声アシスタント(SiriやGoogleアシスタント)が使える状態になっていると思います。
Echo(アレクサ)を導入するメリットとしては、スマホとは別に家に常駐してくれる点、家族の誰でも使える点があげられるでしょう。
Echoシリーズは全て、マイクをオフする物理ボタンが端末に装備されているので、プライバシーを守りたいときにすぐ音声収録を遮断できるところも、ありがたいポイントです。
音楽を聞くのが好きで、気軽にBGMを流しておきたい人や、スマートホームの音声コマンド入力端末として活用したい人なら、現状でEchoがベターな選択となるのは間違いないところ。
あとは、ディスプレイなどの付加機能が必要かどうかで、予算と相談していただければ。
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執筆協力:田中裕和















