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包まれるような柔らかい寝心地が魅力の「低反発マットレス」。幅広い価格帯で、敷布団代わりに使えるものや厚さの薄いトッパーなど様々なタイプが展開されているので、何を選べばいいか迷う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、低反発マットレスの特徴や選び方を睡眠のプロ・加賀照虎さんが解説。

「低反発マットレスは身体にフィットしやすく寝姿勢を保持しやすいので、基本的には横向き姿勢などで寝返りをあまりうたない人におすすめです。体格のいい方や仰向けで寝る方は、低反発マットレスのなかでも多層構造のタイプを選ぶといいでしょう」

さらに低価格帯の低反発マットレスの中から、編集部がセレクトしたおすすめ商品をランキング形式で紹介します。

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上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さんのイメージ

上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん
株式会社篠原化学に入社後、海外マーチャンダイザーとして商品企画とリサーチに従事。2016年からは睡眠健康指導士として培った睡眠・寝具の知見を2000万PV超のオンラインメディア「快眠タイムズ」にて発信している。雑誌、TV、Webなどのメディア出演も多数あり、上級睡眠健康指導士として幅広く活躍中。

■ 目次

低反発マットレスの特徴・安い商品と高い商品の違いは?

低反発マットレスおすすめランキング10選
 1位 コアラマットレス|オリジナルコアラマットレス
 2位 ZINUS|GreenTea 低反発 マットレス 15cm
 3位 GOKUMIN|プレミアムハイブリットマットレス
 4位 テンピュール|イーズ フトン
 5位 GOKUMIN|ユーロトップマスターズマットレス
 6位 ZINUS|三つ折り ジェル 低反発 マットレス 8cm
 7位 オリースリープ(Olee Sleep)|三つ折り シングル マットレス
 8位 タンスのゲン|低反発マットレス
 9位 トゥルースリーパー|プレミアリッチ 三つ折りタイプ
 10位 昭和西川|ツインフォームネオマットレス

低反発マットレスの選び方5つのステップ

低反発マットレスのメリット・デメリット

Q&A|敷布団のように使う際の注意点は? etc.

※コンテンツ・ランキングの制作方法等について

低反発マットレスの特徴・安い商品と高い商品の違いは?

まずは低反発マットレスの特徴を解説します。

低反発とは? 「低反発=柔らかい」ではない!

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「”低反発マットレス”の定義は明確にはありませんが、マットレスの一部に低反発の部材(ウレタンフォームなど)が使われているものが低反発マットレスと呼ばれています。

JIS規格(JIS K6400-3)では反発弾性(跳ね返る力の比率)が15%未満のものを”低反発ウレタンフォーム”と定義しているので、これに当てはまるものを使用していれば低反発マットレスと呼べるでしょう。

例えば『コアラマットレスオリジナル』は、表面に低反発ウレタンフォームが5cm使われており、下層には一般~高反発のウレタンフォームが使用されていますので、これは低反発マットレスに分類されます。また、コイルマットレスでも表面に2~3cmほど低反発ウレタンフォームが使用されていれば、低反発マットレスとしても差し支えないかと思います」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

▼ウレタンフォームの反発弾性率による分類

低反発 15%未満
一般 15~50%
高反発(高弾性) 50%以上

出典:ウレタンフォーム工業会

「また、低反発はあくまで反発弾性率を基準にしているので、低反発だからといって柔らかい寝心地とは限らないことに注意が必要です。ウレタンフォームの柔らかさはN(ニュートン)※で表せるので、そちらを指標にすると良いでしょう」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

※注:ウレタンフォームを40%まで圧縮したときにかかる荷重を計測して測定した数値

▼N(ニュートン)値による硬さの目安

硬め 110N以上
普通 75N~110N未満
柔らかめ 75N未満

出典:消費者庁

低反発と高反発の違いは沈み込みの強さ

前述のとおり低反発・高反発は反発弾性率によって分類されます。寝心地や耐久性にはどのような違いがあるのか比較してみました。

▼低反発マットレスと高反発マットレスの違い

低反発 高反発(高弾性)
反発弾性率 15%未満 50%以上
特徴 身体が沈み込みやすい(反発力が低い) 身体が沈み込みにくい(反発力が高い)
寝心地 身体全体が柔らかく沈み込んでフィット感がある 身体を支えるような硬い寝心地
寝返り 抑える 促す
向いている人 やせ型~普通体型、横向きで寝る人に向いている 体格がいい人、寝返りが多い人に向いている
通気性 蒸れやすい 素材によっては(ファイバー等)蒸れにくい
耐久性 1~5年程度 5~10年程度

低反発マットレスは身体が沈み込みやすいので、高反発に比べて寝返りを抑制します。体重が重くなるほど沈み込みは強くなりますので、使用者の体格に合わせて選ぶのがベストです。

また、低反発マットレスは柔らかく底付き感を覚えやすいため、薄いものを使用すると床の硬さを感じやすくなります。使用者の体重に応じた必要最低限の厚みのあるものを選ぶといいでしょう」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

低反発マットレスの中素材は?

マットレスは大まかに内部にスプリングが入っている「コイルマットレス」と、スプリングではなくファイバーやウレタンを使用した「ノンコイルマットレス」に分けられ、低反発マットレスは「ノンコイルマットレス」に分類されます。

ノンコイルマットレスの中素材にはウレタンフォームやファイバーなどの種類がありますが、低反発マットレスの中素材は「低反発ウレタンフォーム」が大半です。

Screenshot:Amazon.co.jp

「低反発ウレタンフォームを使用したマットレスは、高反発マットレスに比べるとやや値段が高くなる傾向がありますが、身体にフィットした柔らかい寝心地を求める人に人気です。」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

安い商品と高い商品の違いは耐久性と寝心地

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低反発マットレスは高額なものほどウレタンフォームの密度が高く、耐久性が高い傾向にあります。少しへたったマットレスを使うだけでも寝心地に影響が出るので、耐久性を重視して選ぶことが重要。安価なものは使いはじめは違和感がなくても、半年後くらいに違和感が出てくる可能性があります」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

▼低反発マットレスの密度と耐久性の関係

密度(kg/㎥) 耐久年数 価格帯の目安
30D以下 数ヶ月~1年程度 1万円以下の安価なマットレス向け
35D前後 3~5年程度 1万円~3万円程度のリーズナブルなマットレス向け
40D前後 5~8年程度 3万円~5万円程度の国内・海外ブランドの有名マットレス向け
50D以上 8年以上 10万円以上の高価で高品質なマットレス向け

出典:快眠タイムズ

「その他に、側生地の違いも挙げられます。安いマットレスの側生地に多く使われるポリエステル100%の生地は、吸水性等がないためムレて寝苦しさを感じやすくなります。高価なものには、レーヨン素材や綿素材などがブレンドされていることが多いため、低反発であってもムレやすさは軽減されます。

また、高価なものはマットレスの厚さが大きくなる傾向があります。ただし、単に分厚ければいいというわけではなく、使用者の体重や用途に応じて適切な厚みを選ぶことが大切です」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)


安い低反発マットレスおすすめランキング10選

商品はインターネットで人気のものから編集部が厳選し、ランク付けしています。加賀さんにお聞きした選び方の観点を参考に、価格・人気・寝心地・手入れのしやすさなどを評価のポイントとしました。

価格については、加賀さんから「品質がしっかりしている低反発マットレスの場合、以下の価格帯ならば安いといえるでしょう」とのアドバイスをいただきました。

・厚みが10センチ前後の床置きタイプ:20,000円前後

・厚みが20センチ前後のベッドマットレスタイプ:50,000円前後

今回のランキングでは、上記の価格帯より少し上の6万円代までを選定の範囲としています。

順位 ブランド|商品名 価格 厚さ/重量 構造 洗濯 保証
1 コアラマットレス|オリジナルコ
アラマットレス
69,900円 約21cm/約15.8kg 3層 カバー洗濯可 10年
2 ZINUS|GreenTea 低反発 マット
レス 15cm
13,990円 約15cm/約8.57kg 3層 不可 5年
3 GOKUMIN|プレミアムハイブ
リットマットレス
13,998円 約6cm/約4.7kg 2層 カバー洗濯可 1年
4 テンピュール|イーズ フトン 49,500円 約6cm/約5.7kg 2層 カバー洗濯可 3年
5 GOKUMIN|ユーロトップマス
ターズマットレス
51,800円 約28cm/約26.1kg 5層 カバー洗濯可 8年
6 ZINUS|三つ折り ジェル 低反発
マットレス 8cm
8,990円 約8cm/約8.6kg 3層 不可 1年
7 オリースリープ(Olee Sleep)|三
つ折り シングル マットレス
9,990円 約10cm/約7.9kg 2層
8 タンスのゲン|低反発マットレス 6,999円 約8cm/約5.0kg 単層 カバー洗濯可
9 トゥルースリーパー|プレミア
リッチ 三つ折りタイプ
34,800円 約7cm/約5.2kg 3層 1年
10 昭和西川|ツインフォームネオ
マットレス
24,200円 約8cm/約6.0kg 2層 カバー洗濯可

※価格は執筆時現在のAmazonのもの。サイズはシングル

1位:コアラマットレス|オリジナルコアラマットレス

人気シリーズの最安値。10年保証でコスパも良好

世界中で人気を集めている「コアラマットレス®」のオリジナルモデル。3層構造で、上層部には程よい柔らかさと弾力性を兼ね備えた独自開発のウレタンフォーム「クラウドセル™」を使用。中間層は振動を吸収する硬めのクッション、下層部は硬めの高反発素材を使用し、理想的な体圧分散性能を備えています

通気性の良い「クラウドセル™」に加え、マットレス内部が空気の流れをコントロールする構造になっているので、熱や湿気がこもりにくくドライで快適な寝心地が体験できるのも魅力。価格は6万円代とやや高額ですが、10年の長期保証付きで品質は折り紙付き。まずは120日間無料トライアルで寝心地を試してみるのもいいでしょう。 

価格 69,900円(税込)
サイズ展開 シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング
素材/構造 ポリウレタンフォーム/3層
側生地(カバー) テンセル™リヨセル繊維を使用
厚さ/重さ 厚さ:約21cm/重さ:約15.8kg
硬さ/密度 硬さ:ふつう/密度:-
使用方法 ベッドマットレス
折りたたみ 不可
メンテナンス カバーのみ洗濯可
保証期間 10年

2位:ZINUS|GreenTea 低反発 マットレス 15cm

3層構造&プレミアムクラスの質感を1万円代で実現

全世界で累計1,500万枚以上のマットレス販売実績をもつ「ZINUS」。「GreenTea 低反発 マットレス 15cm」は、天然の緑茶成分や活性炭を配合した低反発ウレタン「GreemTeaメモリーフォーム」と体圧分散性に優れた高密度のベースフォーム、体圧分散性に加え通気性にも優れた波型フォームを組み合わせた3層構造の低反発マットレスです。

側生地はプレミアムクラスのマットレスにも使用されるジャガード織で、ポリエステル100%ながら一定の通気性を確保。価格は1万円代と安価ですが、使用されているすべての素材と製造プロセスでOEKO-TEX(エコテックス)認証を取得している点も安心です。

価格 13,990円(税込)
サイズ展開 シングル、セミダブル、ダブル、クイーン
素材/構造 ウレタンフォーム/3層
側生地(カバー) ポリエステル100%
厚さ/重さ 厚さ:約15cm/重さ:約8.57kg
硬さ/密度 硬さ:柔らかめ・硬め(リバーシブル)/密度:-
使用方法 ベッドマットレス
折りたたみ 不可
メンテナンス 洗濯不可
保証期間 5年

3位:GOKUMIN|プレミアムハイブリットマットレス

1万円代で寝心地が調整できるのがうれしい

公式サイトで詳細を見る

シリーズ180万個突破の「GOKUMIN」シリーズ。三つ折りマットレスの中でも手ごろな価格帯の「プレミアムハイブリットマットレス」は、低反発ウレタンと高反発ウレタンを裏表で組み合わせた2層構造のマットレス。頭部、腰部、脚部の3ゾーンそれぞれで高反発・低反発を選んでカスタマイズが可能です。

また3つに分割されたマットレスを入れ替えて、定期的にローテーションすることで、ヘタリを軽減できるのも三つ折りマットレスならではのポイント。ウレタンフォームには消臭・調湿・抗菌効果が期待できる竹炭を配合、付属のカバーはレーヨン混で通気性も十分です。

価格 13,998円(税込)
サイズ展開 スリム幅80cm、シングル、セミダブル、ダブル
素材/構造 ウレタンフォーム/2層
側生地(カバー) レーヨン30%、ポリエステル70%
厚さ/重さ 厚さ:約6cm/重さ:約4.7kg
硬さ/密度 硬さ:やや硬め(180N)※高反発層/密度:低反発層42D、高反発層34D
使用方法 ベッドマットレス、敷布団
折りたたみ 三つ折り
メンテナンス カバーのみ洗濯可
保証期間 1年

4位:テンピュール| イーズ フトン 折りたたみマットレス 三つ折り

フトンシリーズの最軽量・最安値モデル

NASAの認証を受ける低反発マットレスのパイオニア的ブランド「テンピュール」が、日本の睡眠のために開発した「フトン」シリーズの最軽量かつ最安値のエントリーモデル。テンピュール®素材よりも軽量で弾力性を増したテンピュール®アダプト素材と、通気性の良いサポートウレタンの2層構造で、厚さ6cmの薄型ながら敷布団としてやベッドマットレスとしても使用できます。

テンピュール®ならではの優れた体圧分散性とサポート力で、体にかかる圧迫感を軽減し、余分な寝返りを防ぐのも特徴。繊維の安全規格OEKO-TEX(エコテックス®)の最高峰「メイドイングリーン」認証で、品質の高さも折り紙付きです。

価格 49,500円(税込)
サイズ展開 シングル、セミダブル、ダブル
素材/構造 テンピュールアダプト、サポートウレタン/2層
側生地(カバー) ポリエステル100%
厚さ/重さ 厚さ:約6cm/重さ:約5.7kg
硬さ/密度 硬さ:硬め/密度:-
使用方法 敷布団
折りたたみ 三つ折り
メンテナンス カバーのみ洗濯可
保証期間 3年 ※カバーは1年

5位:GOKUMIN|ユーロトップマスターズマットレス

5万円代で低反発×高反発×ポケットコイルのいいとこどり

公式サイトで詳細を見る

シリーズ累計販売数180万個突破の「GOKUMIN」シリーズの中でも比較的上位モデルに位置する「ユーロトップマスターズマットレス」は、ポケットコイルの上層クッション部分に高反発・低反発・硬質ウレタンを使用した多層構造タイプ。層数は全5層で、形状や硬さの異なる素材をミルフィーユ状に重ねることで、5万円代でも包み込むような柔らかさと身体をしっかりと支える安定性を両立しています。

表面の3層織りのニット生地には吸放湿性・通気性に優れた素材を採用し、抗菌・防臭加工もプラス。30日間の返品保証(未開封時)と1年間の交換保証、8年間の品質保証と保証が充実していることからも品質への自信を感じさせます。

価格 51,800円(税込)
サイズ展開 シングル、セミダブル、ダブル
素材/構造 ポケットコイル、高反発・低反発ウレタンフォーム/5層
側生地(カバー) ポリエステル混
厚さ/重さ 厚さ:約28cm/重さ:約26.1kg
硬さ/密度 硬さ:硬め/密度:低反発層30D、高反発層25D、硬質層32D
使用方法 ベッドマットレス
折りたたみ 不可
メンテナンス 洗濯不可
保証期間 8年

6位:ZINUS|三つ折り ジェル 低反発 マットレス 8cm

3層構造で、安価でも寝心地に妥協なし

「ZINUS」の「三つ折り ジェル 低反発 マットレス 8cm」は、最上部に冷感ジェル配合の低反発ウレタンフォーム、中間層にラテックスフォーム、下層部に高密度ベースサポートフォームを使用した3層構造の低反発マットレスです。

厚みは8cmですが、ラテックスフォームと高密度ベースサポートフォームが身体をしっかりと支えるので、底付き感を感じにくいのが特徴。コンパクトに収納できる三つ折りタイプかつ1万円を切る価格なので、来客用や車中泊といった日常使い以外の用途にもおすすめです。

価格 8,990円(税込)
サイズ展開 ショートセミシングル、セミシングル、シングル、セミダブル
素材/構造 ウレタンフォーム、ラテックスフォーム/3層
側生地(カバー) ポリエステル100%
厚さ/重さ 厚さ:約8cm/重さ:約7.36kg
硬さ/密度 硬さ:上層柔らかめ(40N)、中層ふつう(85N)、下層硬め(111N)/密度:-
使用方法 敷布団
折りたたみ 三つ折り
メンテナンス 洗濯不可
保証期間 1年

7位:オリースリープ(Olee Sleep)|三つ折り シングル マットレス

高密度ウレタン使用の2層タイプが1万円以下

「オリースリープ(Olee Sleep)」の「三つ折り シングル マットレス」は、低反発層に高密度ソフトジェルメモリーフォーム、高反発層に高密度ハードウレタンフォームを使用した2層タイプのマットレス。低反発の包み込むような柔らかさと安定感が1万円以下で味わえるのは魅力です。

OEKO-TEX(エコテックス)認証生地を使用したジャガード織の側生地は、柔らかい肌ざわりで通気性も◎。三つ折りタイプなので、ベッドマットレスや敷布団としての利用以外にも、屋外や車中泊といった持ち運び用途にも便利です。

価格 9,990円(税込)
サイズ展開 シングル、セミダブル
素材/構造 メモリーフォーム/2層
側生地(カバー) ポリエステル100%
厚さ/重さ 厚さ:約10cm/重さ:約7.9kg
硬さ/密度 硬さ:ふつう(低反発層48N、高反発層185N)/密度:-
使用方法 敷布団、ベッドマットレス
折りたたみ 三つ折り
メンテナンス カバーのみ洗濯可
保証期間

8位:タンスのゲン|低反発マットレス 厚み8cm 洗えるカバー付き

ランキング最安値の6千円代!

「タンスのゲン」は2024年に60周年を迎えた家具・インテリアのEC販売企業。オリジナルのウレタンマットレスはシリーズ累計145万枚を突破する人気商品です。厚み8cmの低反発マットレスは、硬さ75Nの低反発ウレタンフォームのみを中素材にしたシンプルなマットレス。底付き感が少ないのでトッパーとしてはもちろん、1枚でベッドマットレスや敷布団としても使えます。

カバーは肌ざわりの良いパイル生地で、本ランキングで最安値ながら「エコテックス® スタンダード100」認証を受けるなど安全性にもこだわりアリ。サイズ展開が豊富なので用途に合わせて選びやすいです。

価格 6,999円(税込)
サイズ展開 シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キング
素材/構造 低反発ウレタンフォーム/単層
側生地(カバー) ポリエステル100%
厚さ/重さ 厚さ:8cm/重さ:約5kg
硬さ/密度 硬さ:柔らかめ(75N)/密度:-
使用方法 トッパー、ベッドマットレス、敷布団
折りたたみ 三つ折り、またはロール状に丸める
メンテナンス カバーのみ洗濯可
保証期間

9位:トゥルースリーパー|プレミアリッチ 三つ折りタイプ

低反発の代表格。厚みのある敷布団タイプがこの価格!

「トゥルースリーパー」は、低反発マットレスを中心に累計出荷数1,200万個を超える寝具ブランドです。「プレミアリッチ 三つ折りタイプ」は低反発素材、高反発素材、硬めのウレタンフォームの3層構造の三つ折りマットレス。トッパータイプと同様の価格帯ながら、7cmの厚みがあるので敷布団のようにフローリングや畳に1枚で敷いても底付き感を覚えにくいです。

独自開発の低反発素材は人の体温と圧力に応じてマットレスが変形するため、体圧を分散しながら身体との隙間を埋めてしっかりとフィット。さらに中間の高反発素材が体全体を支えます。また、中素材の裏表で硬さを調節できるので、頭と脚は柔らかめ、腰は硬めといった自分好みの寝心地をつくれるのもうれしいポイントです。

価格 34,800円(税込)
サイズ展開 シングル、セミダブル、ダブル
素材/構造 ウレタンフォーム/3層
側生地(カバー) ポリエステル100%
厚さ/重さ 厚さ:約7cm/重さ:約5.2kg
硬さ/密度 硬さ:柔らかめ~硬め/密度:-
使用方法 敷布団
折りたたみ 三つ折り
メンテナンス カバーのみ洗濯可
保証期間 1年

10位:昭和西川|ツインフォームネオマットレス

老舗だから実現できる、安価でも高品質な寝心地

老舗寝具メーカー「昭和西川」の低反発・高反発面をリバーシブルで使える人気商品「ツインフォーム」のリニューアル版。2万円代と手ごろな価格帯ですが、フィット感と寝返りの打ちやすさを両立するピラミッド形スリットなど、長年培った研究・技術による小ワザが効いているのが特徴。高反発面と低反発面は頭部・腰部・脚部で入れ替えが可能なので、寝心地を自由にカスタマイズできるのも魅力です。

側生地は低反発面に通気性の良いメッシュ生地、高反発面が肌ざわりの良いニット生地を採用。三つ折りタイプなので折り畳みがしやすく、立てかけて部屋干しするなどのお手入れも楽です。

価格 24,200円(税込)
サイズ展開 シングル
素材/構造 ウレタンフォーム/2層
側生地(カバー) ポリエステル100%
厚さ/重さ 厚さ:約8cm/重さ:約6.0kg
硬さ/密度 硬さ:柔らかめ/密度:-
使用方法 敷布団、ベッドマットレス
折りたたみ 三つ折り
メンテナンス カバーのみ洗濯可
保証期間

低反発マットレスの選び方5つのステップ 

ここからは、低反発マットレスの選び方のポイントを解説します。素材や硬さ、厚さやサイズなど、求める寝心地や用途に合わせて選んでみてください。 

STEP1.相性をチェック
STEP2.硬さを選ぶ
STEP3.厚さ・構造を選ぶ
STEP4.サイズを選ぶ
STEP5.洗濯ができるか確認する

STEP1.相性をチェック

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体に合わないマットレスを使用していると、肩こりや腰痛の原因になるので、まずは自分の体型や寝姿勢と低反発マットレスの相性を確認しましょう。

一般的な低反発マットレスは、やせ型や横向きで寝る方に向いています。いびきをかきやすい人や妊婦さんなど、横向き寝が推奨されている人は選択肢に入れていいと思います。また、柔らかい寝心地が好きな人や、圧迫感を背中に感じたくない人にもおすすめです。

体格のいい方や仰向けで寝る方は、低反発マットレスのなかでも多層構造のタイプ(※後述)を選ぶか、高反発マットレスやコイルマットレスを選ぶといいでしょう」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

STEP2.硬さを選ぶ

「寝心地に満足できるか否かをもっとも大きく左右するのはマットレスの硬さです。低反発マットレスを選ぶ方は柔らかめの寝心地を求める方が多いですが、前述の通り、”低反発マットレス=柔らかい”ではありませんので注意しましょう

低反発マットレスといっても、低反発層が上層部にわずかにあるだけのマットレスはそこまで柔らかくありませんし、『テンピュール®』などの形状記憶系の素材は意外と硬めに感じやすいです」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

Image: Shutterstock

「一般的にマットレスの硬さは、横になったときに腰の隙間が埋まるものが理想とされています。腰の部分だけ沈み込んで身体が『くの字』になっているなら柔らかすぎ、横になったときに腰が浮いているなら硬すぎると言えます。

不適切な硬さのマットレスを使用すると、背中や腰に余計な負担がかかり、肩こりや腰痛の原因となる可能性もありますので、自分に合った硬さを選ぶことが重要です。可能であれば、実際に寝心地を確かめてみるのがいいでしょう」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

STEP3.厚さ・構造を選ぶ

ベッドフレームを使用する場合も床に直接敷く場合も、低反発マットレスの厚さは使用者の体重に合わせて選ぶのが基本です。

一般的なウレタンフォームのマットレスでは、体重が60kgの方なら最低でも7cm以上の厚みが必要です。低反発マットレスの場合は、沈み込みが強く底付き感を覚えやすくなりますので、さらに+1~2cmほど厚みがあるものを選ぶと寝心地を維持できると思います」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

▼体重に対するマットレスの必要な厚さの目安

使用者の体重 必要最低限の厚さ
一般的なウレタン
フォーム
低反発マットレス ファイバー
30kg 5cm 6cm 3cm
60kg 7cm 8cm 5cm
80kg 10cm 11cm 7cm
100kg 13cm 14cm 10cm

参考:快眠タイムズ

「ただし、厚さがでることのデメリットもありますので注意しましょう。マットレスは厚いものほど原料コストがかかるため値段が高く、厚みの分重量が出て日々のお手入れも大変になります。また、高さのあるベッドに合わせるとベッドの存在感が強くなりすぎて、部屋に圧迫感を与えることも。

厚みに関しては、必要最低限をクリアしていれば、あとは金額やお手入れ面、インテリア面で考えてご自身のベストなものを選ぶといいでしょう」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

「なお、”トッパー”と呼ばれる厚さ3~5cm程度の薄型のものは、主にマットレスの硬さを調整する用途で使われます。特に低反発マットレスはこのタイプが豊富ですが、必ず敷き布団やベッドマットレスとセットで使うようにしましょう。トッパーは安価なものが多く、コストを抑えて寝心地を改善したい人に向いています」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

▼トッパーの例

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「また、仰向き寝や体格が良いなどで身体の沈み込みが気になる方は、低反発素材のみの”単層構造”のマットレスよりも低反発素材に高反発素材などを組み合わせた”多層構造”のマットレスがおすすめです。低反発マットレスならではの柔らかい寝心地はキープしつつ、沈み込みすぎて寝姿勢が崩れやすいというデメリットが解消できますよ」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

▼多層構造のマットレスのイメージ

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STEP4.サイズを選ぶ

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低反発マットレスのサイズはシングル~ダブルが定番ですが、商品によってはクイーンやキングサイズも展開されています。使用するスペースのサイズ、用途に合わせて選びましょう。

「寝床は広い方が寝返りがしやすく寝やすいので、マットレスは予算や部屋のスペースを考慮しつつ、なるべく大きいサイズを選ぶといいでしょう。

一般的には肩幅+20cmのスペースが左右にあると良いとされています。日本人男性の平均的な肩幅は45cm、日本人女性の平均的な肩幅は40cmとされているので、これをもとに考えると、1人で寝る場合は男性であればシングルサイズ以上、女性であればセミシングルサイズ以上となります」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

▼マットレスのサイズと使用人数の目安

サイズ 寸法 使用人数の目安
セミシングル 幅80cm×長さ195cm 1人
シングル 幅97cm×長さ195cm 1人
セミダブル 幅120cm×長さ195cm 1人
ダブル 幅140cm×長さ195cm 1~2人
クイーン 幅160cm×長さ195cm 2人
キング 幅180cm×長さ195cm 2~3人

「2人以上で寝る場合は、単純計算で145cm幅が必要になりますので、小柄な方同士でなければ、クイーンサイズ以上を選ぶといいでしょう。

また、複数人が同じベッドを使うと、相手の振動を感じるため睡眠の質が低下します。睡眠の質を向上させたいなら、2人で使う場合もシングルやセミダブルのマットレスを2つ並べて使うのがおすすめ。寝返りによる振動の影響も受けませんし、収納・管理がしやすいですよ」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

STEP5.洗濯ができるか確認する

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「低反発マットレスに多く使われるウレタンフォームは、一度水を吸収してしまうと乾きにくく、また加水分解したり固くなってしまったりするなど変質の可能性があるため基本的に洗濯ができません

そのため、清潔に保つためにも、素材を包んでいる付属のカバー(側生地)が洗濯できるかを確認しておくとよいでしょう。側生地も洗濯不可の場合は、洗濯できるシーツや敷きパッドなどを別途用意して使用する必要があります。

なお、数は少ないもののTPE(熱可塑性エラストマー)など丸洗いできる素材もなかにはあるので、清潔性にこだわる人は候補に入れてみてもいいでしょう」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

低反発マットレスのメリットとデメリット

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低反発マットレスのメリット・デメリットについて解説します。

【メリット】
・包み込まれるような寝心地の良さがある
・圧迫感が少ない
・身体にフィットしやすい
・横向き姿勢でも安定する
・隣で寝ている人に振動が伝わりにくい
・やせ型の人に合いやすい

「低反発マットレスの一番のメリットは、包みこまれるような寝心地の良さを感じられること。また身体にフィットしやすく寝姿勢を保持しやすいので、横向き姿勢などで寝返りをあまりうたない人にもおすすめです」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

【デメリット】
・寝返りがうちにくい
・身体に合わないものを使うと腰痛の原因になってしまうことも
・通気性が悪い
・やや重め
・価格が高め
・体格の良い人には向かない

「一方で、低反発マットレスは通気性が良くないため、汗かきの人や爽やかな寝心地を求める人は吸水性の高いシーツを使用するなどの工夫が必要です。価格が高めになりがちなところにも留意しておくといいでしょう。

また、どのタイプのマットレスにも言えることですが、身体に合わないものを使うと腰痛の原因になることがあるので、可能であれば寝心地を確かめてから購入しましょう」(上級睡眠健康指導士・加賀 照虎さん)

Q&A|敷布団のように使う際の注意点は? etc.

低反発マットレスに関する疑問に加賀さんが回答。低反発マットレスを敷布団として使う場合の注意点や、寝心地が合わない場合の対処法などを教えてもらいました。

Q.低反発マットレスを敷布団のように直接床に敷く時の注意点は?

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A.「マットレスの厚みが足りないと床の硬さを感じやすくなりますので、使用者の体重に応じて、必要最低限の厚みのあるものを選びましょう。

また、床に敷きっぱなしにしていると湿気が溜まってカビが発生しますので、こまめに壁に立てかけるなどして湿気対策をしましょう。

持ち運びやすく立てかけやすい三つ折り構造のものを選ぶと、お手入れがやりやすくなるのでおすすめです」

Q.低反発マットレスで底付き感がある場合の対処法は?

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A.「新品であればお店に返品できないか相談しましょう。返品が難しい場合は、マットレストッパーをマットレスの上に重ねたり、アンダーマットレスをマットレスの下に敷くなどの対策をしてみてください

経年劣化によって寝心地が悪くなったり底付き感が出てきた場合は、マットレスの買い替えを検討しましょう」

Q. 低反発マットレスの寿命の目安はどのくらい?

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A.「低反発マットレスの寿命の目安は1~5年程度

安いものは寿命が来る前に、へこんできて寝にくくなることがあるでしょう。お尻の部分を手で触ってみて、へこんできたら買い替え時期ですね」

Q.マットレスを替えたら、枕も低反発にしたほうがいい?

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A.「特にマットレスと枕で合わせる必要はないと思いますので、好みで選ぶといいでしょう」

Q.折りたたみできる低反発マットレスの品質は?

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A.「折りたたみ構造だからといって品質が劣ることはありませんが、折り目が気になりやすい人は避けるのが無難です。三つ折りマットレスの場合は、折り目が上側になる面を背中の下にくるように敷くといいでしょう

折りたたみ構造は収納に便利なのはもちろん、側生地がオープンファスナーで開けられるものであればヘタリやすい部位を入れ替えられるというメリットもあります」

Q.マットレスを収納するときのポイントは?

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A.「押入れやクローゼットに収納する場合は、湿気がこもらないように、開けて収納するのがおすすめ

それができない場合は、週に1回は通気性のよい場所に出して、開けっ放しにして扇風機で空気の入れ替えをすることが望ましいです。ものを上に載せるとへこむため、立てて収納しましょう」

Q.低反発マットレスが暑苦しく感じるときの対処法は?

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A.「マットレスの購入時は側生地がポリエステル100%ではなく、レーヨンなどの繊維がブレンドされているタイプを選ぶといいでしょう

マットレス購入後に暑苦しさが気になる場合は、吸水性のいい生地を使ったシーツや吸湿性のある中材が入った敷パッドを組み合わせて使うと、暑苦しさが軽減されると思います」 

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