スニーカーを愛せども、サンダルというものに対しては少しアレルギーがありました。
靴=履く人の足を守るモノという考え方の私にとって、サンダルはどうあっても心許ない存在。
酷暑だった去年の夏、周りがtevaなどを履いて涼しそうにしているのを見ても、心変わりすることはなく……。
サンダルなのに馴染みがある…?

でも、出会えたのです。ちゃんと。
そのお相手は、FlowerMOUNTAINという新鋭フットウェアブランドの「NAZCA(ナスカ)」というアイテム。
この写真を撮っている時もウットリしてしまうほどの造形美……。

お分かりでしょうか。 このサンダルのデザイン、どこかハイテクスニーカーっぽいんですよ。
スニーカーっぽい理由

スニーカーっぽさの理由は、やはりメッシュ素材のアッパーの存在。
足の甲全体を覆うアッパーは、ハチの巣や亀の甲羅といった自然が形作る六角形(ハニカム構造)で形作られています。
SF映画に登場する衣装デザインなどにも採用されるハニカム構造は、私にとって近未来の象徴。
このデザインは、“サンダル=ローテクで心許ない”という私の固定観念を木端微塵にするほどで、商品画像を初めて見た瞬間から心を奪われていました。

そんなアッパーと調整用のベルトの接合部には落ち着いた皮パーツが用いられており、それがこのサンダルをハイテクに寄せすぎない絶妙なバランスに留めていると感じます。
スニーカーっぽい理由 2

厚みのある中敷き~アウトソールの頼もしさにも注目して欲しいところ。
弾力のあるクッキーアンドクリームのようなミッドソールと、見るからにグリップ力高めのラバー素材のアウトソールの分厚さは、手持ちのスニーカーたちと遜色ありません。

Adidasのランニングシューズ「Ultraboost」と並べてもこの通り
ソールの厚さ=シューズとしての機能性の高さ、というわけではないのですが、私にとってはどうしようもなく心が躍るポイント。

中敷きには、商品名の由来であろう「ナスカの地上絵」が浮かび上がっていおり、部屋で眺めている時も楽しませてくれる……。
いとしさとすずしさと心強さと

足の甲を覆うメッシュアッパーと、ハイテクスニーカーに負けず劣らずのソールがもたらす履き心地は、言わずもがな。
それでいて着脱がしやすいので、外出時に手が伸びることが本当に増えました。
サンダルってこんなに楽なんだ! と思うと同時に、コイツだからそう思えるのかも……? と惚れた相手への贔屓が生まれます。

それほどまでに、とにかく今は、この「NAZCA」が愛おしい。
今年の夏がどれだけ猛暑になろうと、去年よりも足元が快適であることは間違いはありません。
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