映画館で見逃した作品がサブスクでやっと観られるようになったのに、なぜかハマりきれなかった。逆に、ながら見のつもりで適当に再生した映画に引き込まれて、気づけばド深夜……。
映画、音楽、ゲームなど、おうちで楽しむエンタメが充実し続けるいま、それらが特別な体験になるか否かには、作品のクオリティにプラスして“どれだけ没入できたか”も重要な条件です。
厳しい暑さで外出する気が起きにくいこの季節、おうちエンタメに没入するコツを掴めれば、毎日の楽しさはグッと増すはず!
今回は、おうちエンタメにどっぷり浸っているROOMIE編集部員たちに、それぞれが”没入のために狙っているモノ”や、暮らしの中でどう楽しんでいるのかを聞いてみました。
座談会メンバー

(写真左から)
タグチ:ROOMIE編集部員。ハードゲーマーで、この時季は涼しい室内でゲーミングPCを酷使する日々。電気代が心配。
ノナカ:ROOMIE編集部。新しいモノやガジェット好き。オーディオには一家言アリ。
サイトウ:ROOMIE編集部。音楽好きが高じて学生時代はレコード店でバイトしたり、音楽イベントを主催したりと音楽漬けの毎日を過ごした。
ちゃなまる:ROOMIE編集部・フリーライター。家でも外でも、あらゆるパーティーを愛する。
「サウンドバーがほしい」「吸音材を貼りたい」それぞれの没入アイテムとは?
──「おうちエンタメにいかに没入するか」は、多くの人が興味を持ってくれるテーマだと思います。まずは、みなさんがふだん楽しんでいる「コンテンツのジャンル」と、「狙っている没入アイテム」について聞かせてください(進行:ライター山科、以下省略)。
映画は音、と断言するノナカの場合

ノナカ:僕はふだん楽しんでいるコンテンツは映画で、特にSF作品をよく観ます。ストーリーももちろん大事ですが、音の臨場感って没入感にかなり影響するんですよね。でも、最近ちょっと物足りなさを感じていて……気になってるのが、サラウンド対応のサウンドバーなんです。

ノナカ:たとえば宇宙船の音が上から下に“すーっ”と降りてくるような立体感とか、爆発音が背後から響いてくるような感じとか。そういうのって、テレビ内蔵スピーカーじゃ絶対に味わえないんですよ。音に包まれてる感覚があると、映画の世界に“引きずり込まれる”って感じがして、めちゃくちゃテンション上がるんですよね。
レコードで聴く体験を大切にするサイトウの場合

サイトウ:私は音楽です。最新のK-POPなどはイヤホンなどでチェックしつつ、大好きなパンクやポップスのアルバムはレコードで聴くようにしています。自分で選んでターンテーブルに針を落とすっていう、その“儀式感”も含めて好きなんですが、イマイチ音の世界に没入できてないんですよ。いま使っているのが、あまりこだわらずに買ってしまったモノラルスピーカー内蔵のレコードプレーヤー……。迫力に欠けるし雰囲気も足りないのが悩みです。

サイトウ:そこで、没入感を高めるために今欲しいなと思ってるのが「レコードプレーヤー用のスピーカー」です。左右にしっかり音が広がるスピーカーを買い直して、思う存分、音楽の世界観に埋もれたいと思ってます。
家でも外でもパーティーを愛するちゃなまるの場合

ちゃなまる:僕が楽しんでいるのは、コンテンツではないかもしれないけど「ホームパーティ」です。ただ、……毎回ちょっとヒヤヒヤしてるのが音漏れなんですよね。とはいえ静かすぎると盛り上がらないし、BGMは絶対流したいけど、ある程度の音量出さないとその場の雰囲気に没入できない。

ちゃなまる:だから最近は、吸音材とか防音シートを貼ってみようかなって考え中。ネットで調べると、けっこう安いモノも多いので、自分で取り付けてみようかと画策してます。
ゲームで何度も世界を救っているタグチの場合

タグチ:僕が楽しんでるコンテンツは、もっぱらゲームとアニメです。特に前者にハマッていますね。アクションやRPGを中心に、音が重要なジャンルばっかりやってるんですけど……その世界に入り込んでるときに、外のノイズが入ってくると一気に現実に引き戻されるんですよ。

タグチ:そこで最近気になってるのが「内窓」です。ゲームって集中してるぶん、些細な物音でも気になっちゃう。だから、サウンドバーやスピーカーで立体音響を楽しみたいと思っても、そもそも“静かな空間”がないとあまり意味がないなと。
ゲーマーが「内窓」を選んだ理由って?
──なるほど、まさかの内窓。どうしてそこに?

タグチ:ゲームを攻略して辿り着くラストシーンを、最高の没入感で味わいたいんですよ。そのタイミングで雑音が聞こえると、現実に引き戻されてしまう……。それが本当に悔しくて。だから、遮音性を高めてくれる「内窓」で外の音を入れないようにしちゃうのが、効果的なんじゃないかと。
実際に内窓のある住まいを取材したことがあるのですが、室内がすごく静かで、住人の方から「子どもの大きな声が外に漏れる心配が減った」と聞いたことがあって、それがすごく印象的だったんです。だからこそ、自分の家にも取り入れたいなと思うようになりました。
内窓取り付けるのって、工事とか大変そうだけど…

サイトウ:私の家も通学路が近くて、子どもたちの声が朝から聞こえてきます。それと同じくらいこちらが鳴らす音も外に漏れちゃうって考えると、音の“出入口”で対策するのは理にかなってるのかも?
ちゃなまる:内窓ねぇ。吸音材と一見似た理由っぽいけど、外の音もシャットアウトしてくれるのはイイかもね。でも、工事とかさすがに大げさじゃない?
タグチ:工事の面倒さは俺も思ったんだけど、ちょっと前に防犯対策の企画で取材したLIXILの「インプラス」なら、1窓あたり最短1時間で工事が済むし、マンションでも導入できるのを思い出しまして。一気に筆頭候補に入ってきたんだよね。
内窓ってこんなにメリットがあるんです!

画像提供:株式会社LIXIL
タグチが話す「インプラス」は、LIXILが展開する内窓リフォーム商品。住まいでの暮らしに静かさや、快適な温度、省エネ性を加えてくれる存在です。

画像提供:株式会社LIXIL
今ある窓の内側に窓を取付けるだけなので、工事に費やす時間は1窓あたりなんと約60分(※1)。マンションでも区分所有者の判断で手軽に導入できるのも大きな魅力のひとつ。もちろん、それ以外のメリットもたくさんあります。
※1 現場の状況により施工時間が異なります
①遮音性をアップして快適な空間に
既存の窓の内側にもう1枚窓を追加することで生まれる空気層が、高い遮音性を発揮。外音が80dBの場合、「既存の外窓 + インプラス」の組み合わせにより、40dBまで低減するというデータ(※2)もあるほど。まるで図書館のような静けさを自宅で体感できるのは驚きです。
外からの音を大幅にカットし、室内から外への音漏れも軽減してくれるから、映画や音楽、ゲームに集中したいときはもちろん、近隣への配慮にもつながります。
※2 遮音性能は、JISで定められた方法により実験室で測定した測定値です。実際の建築物の現場で測定したとき、実験とは音場が異なるので、それぞれの測定値に差異が生じます
②断熱性能の向上で光熱費を節約

画像提供:株式会社LIXIL
空気層が生む断熱性能の向上によって、冷暖房効率の改善をサポート。夏は冷房が効きやすく、冬は暖かさを逃がしにくくなることで、年間を通して快適な室温を保ちやすくなります。冷暖房費の節約にもつながるのも「インプラス」の特長。

画像提供:株式会社LIXIL
LIXILの調査では、毎月の冷暖房費が約1,880円、1年間では約2万円の節約ができたという結果(※3)も出ており、浮いたお金をハマっているエンタメに回すこともできそうです。
③選べるガラスでUVカットも実現

※Low-E複層ガラス グリーン(高遮熱仕様)3-A12-3の性能値
画像提供:株式会社LIXIL
「インプラス」では、組み合わせるガラスによって機能を選ぶことも可能。「Low-E複層ガラス」を組み合わせれば、一般複層ガラスに比べ、より多くの紫外線をカットし、家具や床材の退色を軽減する効果が期待できます。強い日差しが気になる部屋での利用もおすすめです。
でも、お高いんでしょう?

ノナカ:マンションにも取り付けられるなら、いずれ活用する日がくるかも。吸音材って配置に専門的な知識が要るって聞いたこともありますし、それを調べながら壁に貼っていくより現実的に思えてきました。
サイトウ:いつか築古のマンションをリノベするってなったら、元々の窓の古さをカバーできそうですね。
ちゃなまる:いや~、たしかに便利そうだなって思うけど……。リフォームって高いでしょ、結局……?
──いやいや、「インプラス」は意外と高くないんですよ。

一同:……? 急に見てきたみたいに話しはじめましたね?
──実はうち、今年「インプラス」を取り付けたんです。黙っててすみません(笑)。しかも、補助金の制度を使えばかなりコストを抑えられます。僕の家では35万円ほどの工事費に対して、15万円ほど補助金が出ました。都道府県と国の両方から出る場合もあるそうです。
ノナカ:まさか経験者が紛れていたとは……。でもかなり補助金が出てますね。その金額でハイエンドなサウンドバーが1台買えちゃいそうです。

ちゃなまる:100万円とか平気でかかっちゃうイメージだったなぁ。冷暖房費も抑えられるなら、将来的には結構お得になるんじゃないの?
──実際にどのくらい補助金が出るのかはLIXILの「省エネリフォーム 補助金シミュレーション」というページで調べられますよ。条件を選ぶだけで、ざっくりとした金額感がつかめるのでおすすめです。

タグチのシミュレーション画面(※4)
タグチ:僕は将来的に低層階のマンションに住みたいので、3階建て以下を想定。東京から離れるつもりはないけど、都心はちょっと現実的じゃない。なので、住み慣れた町田エリアで。まずはリビングだけを考えて、大窓2枚と中窓2枚で試算してみました。補助金めっちゃ出ますね!

ちゃなまるのシミュレーション画面(※4)
ちゃなまる:僕は、もしかしたら継ぐかもしれない静岡の実家で試しました。リビングにガタついた窓が1か所あって、前から気になってたんですよね。話を聞いていたら、これ親孝行にもいいんじゃないかと思って。20年分の冷暖房費の削減効果とはちょっと気が遠い話かもだけど、この金額ならできちゃうな~。

各々の思う条件を真剣にシミュレーションし始める編集部員たち
──実際に試算してみると、意外と現実的な数字なんですよね。しかも今なら、省エネ効果の高い窓やドアへの改修に対して、国から半額くらい補助が出る「先進的窓リノベ2025事業(※5)」が使えます。条件を満たせば最大で200万円の補助が出るケースもあるので、この制度をうまく使えば、家中の窓リフォームも全然アリだと思います。
※5 対象となる期間は2024年11月22日~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)。制度の適用には条件があります
没入は機材だけにあらず!インプラスも立派な近道なんです
──今回の座談会を通して、おうちエンタメに没入するために必要なのは、音響や映像機器だけじゃなく、空間全体の静かで快適な環境づくりも重要だ、という話に行き着いた気がしますね。

ノナカ:家で映画を観る機会が増えている今、音響と空間の環境を整えることって本当に大事だと思います。サウンドバーで音のクオリティを上げた後には、その音をしっかり活かせる空間が欲しくなるはずです。そんな時には内窓のこと思い出したいですね。
タグチ:まさに、機材と空間、両方が揃ってこそ! 本当に心置きなくゲームや映画に没入するには、静かで快適な環境が大前提なんじゃないでしょうか。
サイトウ:レコードに針を落とす瞬間に、音漏れを心配せずにいられるのって、すごくリッチな気がしてきました。あと、エンタメの話からはズレちゃうんですけど、私は強い日差しが気になるほうなので、ガラスの種類によってはUVカットの効果もあると聞いて「インプラス」にちょっと惹かれています(笑)。

ちゃなまる:僕も、友達と気兼ねなく思いっきりパーティーを楽しむための環境づくりを、これからもっと重視していきたいと思いました。僕も次に導入を考えるべきは……やっぱり内窓というか「インプラス」かもしれません!
一同:心変わり早い(笑)。
●シミュレーション地区:東京
●熱負荷計算プログラム「AE-Sim/Heat」((株)建築環境ソリューションズ)を用いて算出した年間暖冷房負荷を、「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法および解説 Ⅱ住宅」((一財)建築環境・省エネルギー機構)に基づきエネルギー消費量、暖冷房金額に換算
●住宅モデル:2階建て/延べ床面積120.08㎡/開口部面積:32.2㎡ 「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法および解説 Ⅱ住宅」標準住戸のプラン
●想定家族:4人家族
●想定暖冷房機器:エアコン、暖房:20℃/冷房:27℃・60%
●運転方法:間歇運転
●計算地域:拡張アメダス気象データ2000年版(標準年)
●住宅断熱仕様:昭和55年省エネ基準適合レベル
●開口部仕様:居室の9窓にインプラスを設置
●遮蔽物:居室の8窓にレースカーテンを併用、和室は和障子をインプラスに交換
●ガラスの性能値は、JIS R3106、R3107に基づき求めた値を使用
●電気料金単価:31円/kWh(税込み)※1年間のシミュレーションを12か月で割った平均値
※住宅の大きさや間取り、機器類、生活者人数、生活パターン、地域によって数値は異なります。目安としてご利用ください
※4 【シミュレーション結果の算定方法】
① 補助金額は実際の工事内容や申請内容などにより異なる場合があります。最終確認は窓口にてお願いします。このシミュレーションは最終的な補助金の受領を保証するものではありません。参考としてご利用ください
② 参考価格はリクシルマド本舗における見積平均価格にて算出、又日よけはPATTOリクシルが提供する参考価格を標記しています
③リフォームを検討するお施主さまの住宅の窓がアルミサッシ+単板ガラス、玄関ドアが非断熱仕様だと想定し、戸建ては、居室の9窓、マンションは居室の4窓にインプラスまたはリプラスでリフォーム、玄関ドア1箇所をリシェントでリフォームした場合の省エネルギー基準地域区分「6地域」を代表地域としたCO2排出削減効果をCO2削減貢献量として算定しています
※窓のみ効果を比較するため、躯体の断熱性能は、リフォームの場合は昭和55年省エネ基準適合レベルでそろえて算出しています
※住宅の大きさや間取り、機器類、生活者人数、生活パターン、地域によって数値は異なります。目安としてご利用ください
※省エネルギー基準地域区分別に算定を行っているので、地域区分「6地域」以外では数値が変わります
※冷暖房費削減費は居室の窓改修をモデル想定としているため、非居室(トイレ・玄関など)で使われる場合は参考値としてご覧ください
インプラス公式サイト[株式会社LIXIL]
公式オンラインショップ[株式会社LIXIL]
暮らしを快適にする窓ドア情報がいっぱいの「TOSTEM INSTAGRAM」もチェック!
Photographed by Kaoru Mochida


