まわりを見渡してみると、“本当の長年の愛用品” は案外少ないものです。
長く使っているように思えるお鍋や靴も、4年ものだったり、5年ものだったり。
長く大切に使う、という観点からは “〇〇年選手”と呼ぶには気が早すぎるかもしれません。
高らかに叫ぼう 「11年選手」と

Apple 「EarPods(Lightningコネクタ)」 2,780円
そんな中、私が11年前から揺れずぶれず愛用しているもの、それがアップルのEarPodsです。
そう、かつてiPhoneを購入すると必ず箱に同封されていた、あのシンプルなイヤホン。現在は付属していませんが、アップルストアで購入することができます。

私がEarPodsを使い始めたのは、はじめてiPhoneを購入した2013年。機種はiPhone5sでした。
あの頃EarPodsはiPhone購入のシンボル的存在で、iPhone本体と調和するシンプルデザインに惚れ惚れしたものです。
それから十年期以上が経過した今もなお、私の耳を音楽で満たしてくれています。
なぜ今有線イヤホンか
ここからは、私の思うEarPods、そして有線イヤホン全体の魅力をご紹介していきます。
失くしにくいこと、そしてわかりやすい鑑賞感

まずは紛失しにくいこと。
絡まりや断線とデメリットばかり強調されるコードですが、こうして首に掛けておけば、片方が耳から抜けてしまってもコードを手繰り寄せるだけです。
さらに長いコードは、“私は今音楽を聴いています” というわかりやすい主張になるため、静かなひとときが外声で遮断されるリスクも減るのです。内向的な方にこそぴったり!
充電いらず

充電が不要であることもまた魅力です。
音楽を楽しむために予め充電する手間がなく、急な電池切れの心配とも無縁。
バッテリー付きの電子機器が溢れかえる今、“イヤホンくらいは充電のひと手間から解放されたい” と願う人々に寄り添い、忙しい日常をサポートしてくれます。
シンプルな構造

イヤホンとコード、コントローラで構成された、昔ながらのシンプル構造。
EarPodsにはこんなボタンがついていて、音楽再生においては音量調整のほかに
・早送り
・次の曲へスキップ
・一曲戻る
といった基本操作が可能です。
歩きながら音楽を楽しむぶんにおいては、上記の操作が不十分だと感じたことはなく、むしろ求める機能がぎゅっと凝縮しているイメージ。マイク付きですので通話も可能です。
レトロ回帰

そしてこれは大変主観的ではありますが、レトロな雰囲気を纏えるのもお気に入りの理由のひとつなのです。
ワイヤレスイヤホンユーザーを横目に、長いコードを取り出す瞬間に宿る、秘めた喜び。
これからワイヤレスイヤホンがますます普及するとともに、このノスタルジアは一層深まることでしょう。
大切に これからも

最初はアップル製品への憧れから入り、途中 “まあ、別のイヤホンを探すこともないか” と少しばかり気持ちの冷めた時期をはさみ、現在は敬意まで抱くようになったEarPods。
名品だからこそ、断線や故障の際にすぐに買い直すことのできる安心感があります。
ケアをしながらずっと使っていきたい私の定番です。
どんな場所でも「落ち着く空間」にしてくれるノイキャン耳栓が手放せなくなった
個人的には1,100円のスピーカーで大満足だった。置くだけでいい感じに音楽が聴けるよ



