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LIFE INSIDERより転載

集中力を高めようと、以前スマホのタイマー機能を使って「25分作業+5分休憩」を繰り返すポモドーロ・テクニックを試したことがあった。結果は惨敗。

タイマーをセットした瞬間に通知が目に入り、気づけばSNSを開いてしまう。集中するための行為で集中力を削がれてしまう矛盾に気づき、すぐに諦めてしまった。

それ以来、ポモドーロは自分には合わないと思っていたのだが、そんな苦手意識を変えてくれたのが、このサイコロ型のタイマーだった。

12角型のシンプルなタイマー

mooas「十二角型タイムボール」税込3080円

mooas「十二角型タイムボール」3,080円(税込)

mooasの「十二角型タイムボール」は、手のひらサイズのコンパクトなポモドーロタイマー。

カラーは、ホワイト・ブルー・サンドピッチの全3色があり、どれも落ち着いたマットな風合い。数字部分まで同色でまとめられており、クリーンな印象だ。

撮影:花輪えみ

バッテリーはType-C充電式。約80gと軽量なこともあり、コンパクトなバッグに入れて持ち歩けるのがうれしいポイント。

自宅でもカフェでも、同じリズムで集中する時間をつくることができる。

直感的な操作でタイマーをセット

撮影:花輪えみ

見た目とともに、使い勝手もシンプルだ。それぞれの面(1面は電源ボタン)に割り振られた数字がそのままタイマーになっており、最短距離で設定が可能。

電源ボタンを長押しして本体の電源を入れ、設定したい数字が上にくるようにくるっと回して置いたらタイマーがスタートする仕組みだ。

設定できる時間は、1・3・5・10・15・20・25・30・45・60・90分と、さまざまなシーンで使いやすい11種類。

カスタマイズできる自由度はないが、この“余計な選択肢がない”シンプルさが、繰り返し手を伸ばす使いやすさに直結している。

「マナーモード」で、周囲を気にせず時間を区切れる

撮影:花輪えみ

最大の特徴は、アラーム音の代わりに振動や光で知らせてくれる「マナーモード」の存在だ。

このタイマーには、サウンド・バイブレーション・無音(点灯)、3つのモードが搭載されており、これによりカフェや図書館のような静かな場所でも周囲を気にせず使うことができる

撮影:花輪えみ

「音を鳴らさない安心感」があるだけで、出先でも普段仕事をしている場所にいるのと同じように集中して作業できるようになった。

撮影:花輪えみ

日々の作業中や自重トレーニング、料理などに使う際はサウンドモード、図書館やカフェでは無音モードを使用している。

バイブレーションも便利だが、机の上では振動が伝わることもあるため、使う場所を選ぶ印象だった

SNSから離れた25分が、想像以上に心地よかった

撮影:花輪えみ

使っていて唯一気になったのは、Type-A to Cのケーブルでないとうまく充電できないこと。

充電ケーブルをスマホなどと統一できればさらによかったが、バッテリーの持ち自体が悪いわけではないため、ここは仕方ない部分として諦めている。

撮影:花輪えみ

もちろん、スマホにもタイマーは搭載されている。しかし、筆者の場合はスマホを開かないことで自然とSNSや通知から距離を置くことができ、「専用のタイマー」を持つメリットの方が多く感じられた

「スマホ見過ぎ問題」を解消してくれたのは、懐かしくて新しいコンパクトなコレでした

PEBLWEAR TN1」でデスク上にスマホ置くのやめました。通知が気にならないって快適だ……

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